【レポート】ウェルビーイングゼミ第二弾 「ニコイチ幸福学」×ワールドカフェ
「ニコイチ幸福学」×ワールドカフェ ~パートナーシップにおけるウェルビーイングを考えてみよう~に参加してきました。今回は、前野先生ご夫妻の書籍、「ニコイチ幸福学 研究者夫妻がきわめた最善のパートナーシップ学」をテーマに、幸せな夫婦のあり方、パートナーシップを考えるイベントでした。当日は、ワールドカフェ形式でおこなわれ、進行はゼミ生の木原和幸さんが担当され、特別ゲストに前野マドカ先生にお越しいただき、ご著書への想いについてお話をいただきながら、みんなでパートナーシップ、ウェルビーイングについて理解を深めるとても素敵な場でした。
最初に、前野マドカ先生から
「このように、読者のかたから直接感想を聴ける機会は少ないので大変嬉しく思っています。私自身もそうですが、パートナーシップに悩み・葛藤を抱えていることを、この本も参考に、皆様と共有し良い気づきを得られればと考えます。ご縁があってここに集まってくださった皆様の人生がより良いものになっていただけたら幸いです。」と最初にご挨拶いただきました。
ワールドカフェとは?
その後、ゼミ生で本日のファシリテーターである木原さんから、ワールドカフェの主旨説明と本日の流れの説明いただきました。
ワールドカフェとは?結論を出すものではなく、カフェにいるように、お茶を飲みリラックスした雰囲気の中で話せるような、話し合いの方法のことです。参加者は4~5人ずつに分かれ、グループごとに対話をし、途中で、グループのメンバーを入れ替え、多くの参加者と対話すること、グループで話し合ったことを共有することで、多くの考え方に触れることができるものになります。また、少人数で対話をすることで、相手の意見を聞きやすく、自分の意見も言いやすいのも特徴です。
チェックイン
まずは、チェックイン
自己紹介タイム、今日来た理由、最近あったうれしいことについて、メンバー全員で自己紹介。働く幸せや日常での幸せについて関心がある方、パートナーとの関係に悩んでいる方、パートナーや参加者に誘われよくわからず参加した方 等 様々な目的で参加した方々達でした。最近あったうれしいことについても、仕事での成功や家族とのことなど様々な話がでました。
マドカさんの嬉しかったことは、「昨晩、夫が帰ってきて、こだわっていることとか幸せについて対話していて、自身が思い描いている人生、乗り越えていきたいチャレンジを話しているとわかってもらえていない部分もあるような気もしていたのですが、就寝時に、どんなことがあっても、マドカの幸せ、世界の幸せを考えているということを伝えられて、すごく男らしく、頼もしく嬉しかった。」と素敵な発表をいただきました。
そして、「小さな幸せは身近にある。そこの感度を上げていくことがとても大切である」と大事な一言をいただきました。
第一ラウンド、第二ラウンド、全体共有
第一ラウンドでは、パートナーシップに必要なことをグループで話し合いました。そして、第二ラウンドでは、ゼミ生(ホスト)を残して他メンバーはほかのグループに行き、先ほど話したことの共有と気づいたことについて話し合いました。
【パートナーシップで大切なことは】
- 話し合い
- 相手を思う気持ち
- スキンシップ
- 未来、互いのビジョンについて話し合う
- 嫌なこと、好きなことをはっきり伝える
- 感謝の言葉を伝え合う
- 手抜きを認めあう
- 面白さ
- 頼まれごと +1
- 客体性 等
皆、いろいろな意見が出てきて、本当にたくさんの気づきをえることができました。特に私が、その時、とても心に残ったのが、お互いに高めあっていく、成長していくには、相手に言いにくいこと、傷つくことでも、愛をもって伝えるということ、お互いの未来・将来のビジョンを語り合うことでした。また、面白かったのが、やはり、スキンシップが重要だということ、ハグしたり、手をつないだりすることが、言葉よりとても重要なことだと皆さん感じられていることでした。
次に、グループワークをうけ、グループの代表がグループで話したことを全体共有しました。
- 感謝の気持ち、行動はリスクがあっても必要、受け取り方もしっかり確認する。
(どういう思いであったのか確認する、確認するときはチャーミングに)
- 言葉ではなく体温で伝えていく
- 対パートナーとなると自身のエゴが出て言い方がきつくなるので、手紙でつたえる。
- YES BUT じゃなく YES AND
と素敵な共有をいただきました。
個人の振り返り、共有
最後は、個人の振り返り、付箋紙に自信がこれからパートナーシップを高めるうえでやっていきたいことについて、一言ずつ書いて、「リスクを取って愛を伝える。」「YES ANDのコミュニケーションを心掛ける」「自分を知る。相手を知る。」「愛をもって主人に感謝を手紙で伝える。」等 いろいろと自身の明日からの行動を発表しあいました。
私の誓いは、妻に感謝の手紙を書き、それを妻の前で読むという誓いをたてました。照れくさいけれど、人生は一度きり、勇気をもって、夫婦での素敵な体験、経験を増やしていきたいと思います。
終わりに挨拶をマドカさんから、
「このニコイチは私たちが大切にはぐくんできたパートナーシップの集大成で、本当に書けて嬉しいものです。そして、このワードにピンと来て、参加してくれたことに本当にうれしくて仕方ありません。ありがとうございます。この場で議論されたこと、考えたことがいろいろと出てきました。ここに真実があります。最初に、パートナーシップに重要なことはと考えたときに、とにかくコミュニケーションとかきました。この幸せは伝搬します。私も、この喜びを夫にすべて伝えます。皆さんも伝えていってほしい。 そして、ますます成長していく、私たちの今後の取り組みも伝えていきますので、是非みんなで一緒に取り組んでいけましたら幸いです。